北川悠理さんの「🫧natsu.」

乃木坂46

2022年7月4日の北川悠理さんのブログ

北川悠理さんの「🫧natsu.」

本日次のブログは北川悠理さんです。



🫧natsu.

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/100414

ブログの概要




私はよく、



「ふわふわしているね。」



 と言われます。







今までそう評価してもらうたびに、



「そんなことないのにな。」



 と内心思っていました。





それは、反骨精神などではなく、

シンプルに自分で気付けなかったからです。



「そんな風に思ってもらえて嬉しいな。」


「自分ではわからないけれど、平均と比べるとそうなのかな?」


徐々にこんな風に考えるようになりました。



ただ心のどこかに、違和感と疑問はずっと残っていたような気もします。




先週の日曜日、ぴあアリーナMMにて

乃木坂スター誕生!ライブが開催されました。


いらしてくださったみなさん、

配信で参加してくださったみなさん、

本当にありがとうございました。


人生史上トップ数日に入るくらい

最高に楽しかったです。


4期生と

ぺこぱさんと

先輩ゲストのみなさんと

スペシャルゲストのみなさんと

スタッフさん方と

応援してくださったみなさんが大好きです


と、心から感じる時間でした。




そんなみなさんに楽しんで頂けていたら何よりです。


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そこで、初めて気付いたことがありました。



感情が、

自分で思っていたよりも表に伝わっていない






「ふわふわしているね。」



その言葉に、嬉しさと同時に少しの違和感を覚えていましたが、その違和感の正体がこの日に見えた気がしました。




もとより、私は感情の起伏がとても激しいです。

嬉しいことや、人の優しさ、自然の美しさ、楽しい出来事には、他の人の数倍、感動するみたいです。

悲しいことや、人の悪意、悲しそうな人を目の当たりにすると、人一倍考えるみたいです。


別のベクトルから見ても同じです。

極度の負けず嫌いで、

「もっとこうしたい」「もっとこうなりたい」

「こんな風にみなさんに感動をお届けしたい」

「こんな風にみなさんと笑えたら嬉しい」

そんな思いは、人の何十倍も多くて、そして強いです。

一言でいうと、とっても熱い人間です。笑



でも、それが全くといっていいほど、

普段は表に現れてこないのです。


常に冷静そうだし、何も考えていない

そんな人間に見えてしまうな、と自分を客観視しました。


だからふわふわして見えるのかもしれないな、と。

見た目と心がここまで乖離しているのも、

なかなか珍しいな、と。





スター誕生ライブで、

南野陽子さん「はいからさんが通る」

松任谷由実さん「守ってあげたい」をソロで、

譚「空の泣きまね」

チューリップさん「心の旅」を掛橋さやかちゃんと披露させて頂きました。



さやかちゃんの生演奏で「心の旅」を歌っていたとき、涙が溢れてきました。

この曲を歌うときは

さやかちゃんが去られる側、私が去る側、

それぞれそんな気持ちで演奏しています。


素敵な曲ですが、素敵な曲だからこそ、

この曲を歌うときは

いつもとても悲しかったです。


去りたくないなと感情移入し過ぎてしまって、

今最後に一緒にいられる束の間の幸せが嬉しくて仕方なくて、

でもこれも後から振り返るとぬか喜びという枠に収まってしまうのかなと考えると辛くて。


色々な感情が心の中を駆け巡っていました。


それが

チューリップさんの真っ直ぐな歌詞と眩しいメロディにのって、

さやかちゃんの心のこもった優しい生演奏にのって、

涙という形で表に現れてくれました。



私は自分でいると、何故か感情を出す勇気をあまり持つことができません。

でも曲にのせてなら、あるいはプリンシパルのときのように役にのせてなら、感情を出し切ることができます。


不思議なものです、とても。



でも、だからこそ、

お芝居や表現という夢に出会えました。



そんなことを改めて実感できたあのライブはまるで、私に夏を告げてくれたようでした。


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ひとまず、思ったことを書かせて頂きました。


またゆっくり。




とっても、ありがとうございました。

引用元:北川悠理さんの「🫧natsu.」